投稿者のコメント
サーフィンを始めてからは、スピリチュアルなスポーツだと感じることがあります。 遠い外洋で生まれた波が旅をして、私の目の前に邂逅する。 ときにアウトへ出ることすら困難に感じるほど、私の全身に牙を剥いてくる波の連続は海が私に挑んできているように感じます。 波に顔を叩かれ、岸に戻され、それでも沖に出ようとパドルを繰り返し、体力も限界を迎えそうな頃にやってくるsetの波は絶望すら感じます。 それでもタイミングを読んで、何とか沖に到達した瞬間の静寂は、先ほどまで私を打ちのめしてきた海とはまるで別物のような、穏やかで連続したうねりに変化します。 諦めたら見れない景色に畏怖を感じ沖に浮かんでいると、やがてやってくる波に何かを感じ、スピードを合わせテイクオフすれば、サーフィンでしか感じることが出来ない精神的な体験ができる。そんな気がします。 夕方。心地よい疲労感と達成感を感じて、海から上がった時に見える景色をイメージして作った曲です。

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