投稿者のコメント
その日見た波はまるで巨浪のようでした。 背丈ほどもある波が恐ろしくておばあちゃんの手を握りました。 そっと握り返してくれたおばあちゃんの手はとても大きく感じられました。 時が経ち、おばあちゃんが亡くなりました。 あの頃と同じように一人で波を見に行きました。 腰のあたりほどの波はとても小さく見えました。 目の前の小波と思い出の巨浪におばあちゃんの影が重なりました。 おばあちゃんへ感謝を込めて、この海に敬意を払って。 (応募カテゴリ・音楽)

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